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庭屋いぶき

大地の再生ワークショップ in むろらんようちえん 開催レポート

2026年6月21日、北海道ワークショップツアー2日目。
庭屋いぶきは伊達市から室蘭市へ移動し、「むろらんようちえん」にて大地の再生ワークショップを開催しました。
主催は、パオパオキッズの北原辰也さん。
当日は、在園生や卒園生を中心に、多くの親子が集まり、子どもも大人も一緒になって、未来へつながる園庭づくりに取り組みました。

庭屋いぶきのワークショップの流れ

庭屋いぶきのワークショップでは、「まず自然を知ること」を大切にしています。


午前|観察の時間
Feel度Walkで園庭をゆっくり歩く
虫や植物、水や風の流れを観察する
発見したことを絵や言葉で共有する


午前|見立ての時間
大地の再生士・佐藤俊が、その土地の空気と水の流れを読み解きます。
「なぜこの場所に水が溜まるのか」
「どこへ空気を通せば園庭が元気になるのか」
自然の仕組みを、実際の現場を歩きながら学びます。


午後|実践の時間
点穴づくり
植栽帯づくり
土壌改良
樹木や宿根草の植栽
親子みんなで力を合わせ、自然の循環を取り戻す園庭づくりを行います。

小さな穴から始まる、大きな変化

はじめましての挨拶を終えたあとは、みんなでFeel度Walk。
子どもたちは園庭を歩き回り、しゃがみ込んでは虫や植物を観察し、大人も子どももたくさんの発見を楽しみました。
その後は準備運動も兼ねて、小さなスコップを手に園庭へ。
固く締め固められた地面に、小さな小さな穴をたくさん開けていきます。
一見すると小さな穴ですが、ここから空気が土の中へ入り、水が浸み込みやすくなり、植物の種が留まるきっかけにもなります。
いつか園庭が緑のじゅうたんになることを願いながら、親子みんなで夢中になって穴を開け続けました。

子どもたちが教えてくれた「自然の見え方」

昼休みには、Feel度Walkで見つけたことを絵に描いて発表する時間。
「こんなお花を見つけたよ。」
「この石はじゃがいもだよ。」
小さな子どもたちが、自分の言葉で一生懸命に発見を伝えてくれました。
同じ場所を歩いていても、見えている景色は一人ひとり違う。
それぞれの視点を共有することで、自然の豊かさを改めて感じる時間となりました。

微生物が育つ「森の土」をつくる

午後はいよいよ植栽帯づくり。
園庭の土は砂利が多く、栄養分も少ない状態だったため、まずは園内の大きなケヤキの足元から腐葉土を集めました。
ケヤキの根元に点穴を開け、新鮮な空気と水を届けながら、樹木の生育環境も整えていきます。
一方、子どもたちは俊さんと一緒に、大きな穴掘りに挑戦。
掘り進めると、薄い土の下には大量の石やコンクリートの塊が現れました。
造成時に埋められた下地の影響です。
さらに深く掘ると、土の中から硫黄のような匂いが立ち上りました。
これは地下で水が滞り、空気が不足しているサイン。
大地からのメッセージを受け取りながら、約20cmの深さまで穴を掘り進めました。

森の仕組みを園庭に

掘り上げた穴には、ガスを吸ってくれるよう、たっぷりの炭を投入。
さらに、園庭で剪定した丸太や木枝、笹などを重ね、子どもたちが楽しそうに踏んでいきます。
これは「ヒューゲルカルチャー」とも呼ばれる、木や枝をゆっくり分解する菌糸や微生物の力を利用した土づくりです。
ケヤキの足元から集めた腐葉土も混ぜ込み、まるで森の中の土壌のような環境を再現していきました。
この豊かな土壌が育つことで、これから植える植物たちも元気に根を張り、生きものたちのすみかにもなっていきます。

命を育む、ふたつの円形花壇
最後は約10種類の宿根草と樹木の苗をみんなで植栽。
腐葉土や笹の葉を重ねながら、丁寧に植えていきました。
植栽帯の周囲には溝を掘り、炭やくん炭、笹の葉を入れ、石や丸太でやさしく仕上げます。
こうして、平坦で少し寂しかった園庭に、緑豊かな円形の植栽帯が2つ誕生しました。
この植栽帯は、花壇であるだけではありません。
地下では微生物が暮らし、空気と水が巡る「大地の呼吸孔」として機能しながら、園庭全体の環境を少しずつ育てていく、小さな環境再生装置でもあります。

未来へつながる園庭へ

親子で汗を流し、一緒につくり上げた円形花壇。
これから季節ごとに植物が育ち、昆虫が集まり、子どもたちの遊び場として、そして命を育む学びの場として成長していくことでしょう。
この小さな手仕事が、未来の豊かな園庭につながっていくことを願っています。
参加者の声はこちらから!
https://mosh.jp/services/358627

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